しおのゆの『ウチの王子☆サンパウロへ行く』

2011年3月末よりサンパウロ在住。この間まで現役で働き、家事なんて疎か極まりなかったこの私。そんな私が専業主婦になれるのか!しかも場所は地球の裏側サンパウロ!
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Av.Paulista 3番地

このタイトルで歌がわかった人がいたらすごい(笑)
歌詞も少し自分に合わせて替え歌した。
そろそろJASRACあたりに怒られるんじゃなかろうか...

2011年3月22日

Midnight Saturday Midnight 羽田へと
向かう車に揺られて
春の息吹を感じながら
今日ブラジルへ行く

高速の流れは順調
大森まであと少し
そっと目を閉じ、想いはせる
これからの日々に

一年前、未曾有の大震災が日本を襲った。

アタシの立っていた大地は東京だったものへ変わった。

今その手にある万能の機械が何一つ啓示をもたらすことはなくなった。

何をすれば良いか、誰に問うても答えなどなかった。

そして神様は波に姿を変え
王子の思い出を全て奪い去ってしまった。

アタシの愛した福島の空は
もうあの頃のように美しくないのだろうか。

一週間後
サンパウロへのフライトを控えていたときのことである。

あれほどアタシが
便利だ
安全だ
と、離れ難かった日本から
あれほどアタシが
不便だろう
危険だろう
と、敬遠していたブラジルへ
大量に人が流れていく。

成田空港に飛行機は来ない。

世界と日本をつないでいた糸は
案外脆かった。

ましてや自分自身と世界をつなぐ糸なんて
これ以上ないくらい儚いものなのに
アタシは別れを告げる寂しさから
黙ってそれを手放そうとしていた。

何を格好つけていたんだろう。

Hello My Best Friends
離れる前に
もう一度声を聞きたくて取り出す
ケイタイは便利だね

いつでも
いつまでも
会えると思っていた両親や親友達。

夜の羽田空港でそっとメールを打った。

『行ってきます』

全てが泡沫だったあの日から
これが最後になるかもしれない不安の中で

そこに
『おかえりなさい』
と、また言ってもらえる願いを込めて。

アルバムのような年月を重ねながら
毎日をそう日記に綴る
何気ないことが何よりも愛しくて
この家業を頑張り通す

頑張り通せたかどうかは
あと残り幾ばくかの人生の最期にしかわからない。

それぞれがいつか語るべき愛の場面を
忘れぬよう書き留めて
互いの胸の大切な引き出しに
その日までは仕舞ってこうよ

それでもいつか引き出しを開けたときに
色鮮やかであるよう日々を送ろう。

銃声は響き争いは続いても
遠い空の下と叫ぶ
いつの日かアタシに全てを癒やせるような
言葉を綴る力をください

遠いと思っていた空の下
そこにもまた沢山の人達の営みがあって
新たな絆になる。
銃声よりも声を上げよう。
アタシは知っている。
必ずその声は伝わることを。

You're My Precious ...
Vocês são Meus Preciosos...







人生の岐路によく聴いてました。



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