しおのゆの『ウチの王子☆サンパウロへ行く』

2011年3月末よりサンパウロ在住。この間まで現役で働き、家事なんて疎か極まりなかったこの私。そんな私が専業主婦になれるのか!しかも場所は地球の裏側サンパウロ!
Posted by しおのゆ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by しおのゆ   0 comments   0 trackback

Castaway~一期一会~この世はアタシの為にある❤③

言葉はセンスだと友は言う。
ホントそう…
センスがある人を超えることがあるならば
それはセンスを凌駕する愛情が湧いたときだろうな…

アンドレーザさんにお礼を言って
cobasi併設の病院へ足取りも軽く乗り込むアタシ。

このまま全てが順調にいくはずだった…
そう、受付という名の無人島に着くまでは

意気揚々と受付へと行き
満面の笑みをたたえてアタシは 

『爪を切りたい』

という

『ジェスチャーをした』

…呆れて声も出まい?

今ならわかる
説教も甘んじて受ける。
でもこれホントの話なのだ。

当然だが
誰もわからない…
書いてもらっても辞書に載っていない…

あまりの混乱ぶりに人が集まってくる。
話しかけてくるのだが
やっぱりポルトガル語だからわからない。
多分心配してくれてる。
でもどれもこれも全くわからない。

無人島よりひどいかもしれない…
(多分)差し伸べられている助けの手すら取れないのだから。

唯一の友達ウィルソン(王子)も
アタシと以外会話不能な文字通りの役目のみ…

どうしよう…

どんなに
『大切にする』
『責任を全うする』
心の中で勇んでも
診察を受けさせてあげるどころか
爪一つ切ってやることができない…

ホームシックになることすらなかったアタシが
初めて日本が恋しいと思った。
まじめに勉強してこなかったことをこんなに情けなく思ったことはない。

もう帰ろう…
アタシにはこの小さな命を扱う資格なんてなかったんだ…

全てを諦めて帰ろうとしたそのとき

『Inglês?』

へ?
今『英語は?』って言った?

『Yes I can !!!!!』

久しぶりに無人島を出て
人の声を聞いたおかげで
オバマ大統領もビックリの返事をかましたアタシ。

するとそこにいた人達全員が
知りうる限りの英語を使って話しかけ始めてくれたのだ。

猫の爪を切ってもらいたい…

そう伝えると
〇〇じゃない?××だよ。
受付の人とも相談し、なんと代わりに病院の予約を取ってくれたのだ。

『今予約がいっぱいだから一時間後にまた来られる?』
一人の優しそうな女性が言ってくれた。

さっきまで日本が恋しくなり、それでも堪えていた涙が
ブラジルが遠い無人島のように感じていたのに
今はここへ来て良かった、ありがとうという気持ちと共にあふれてきた。

Obrigada…

それしか言えなかったが精一杯の気持ちを込めて言った。

その後は英語のしゃべれるフェルナンダ先生を紹介してもらい
今に至っている。

正直この無人島経験
アタシの努力次第でいくらでも回避できたはずだ。
あらためてこれから海外に来る予定がある方に言いたい。

『その国の公用語を勉強することはマナーだ』

それでもアタシの為に母国語じゃない言葉を必死に使って助けてくれた
フェルナンダ先生やその場にいてくれた全ての人に感謝してもしきれない。

Felicidades para todos

今ならわかるその意味に
今一度サンパウロでの自分のあり方を考えた…
今からまたがんばろう!



~その後~

今ではサンパウロで出来た大事な友達フェルナンダ先生。
普段はサンパウロ大学(名門)で研究をしているのだが
週に二回英語の授業を取ることにしたそう。

十分出来るじゃん?
と、聞いてみたところ

『いつかまたしおのゆの様な外国人がくるかもしれない。
その時もっときちんと話せるようにしたいから。
私、正直あのとき自信なかったのよ?(笑)』

あれから半年後の真実である(笑)





にほんブログ村 海外生活ブログへ
にほんブログ村 海外生活ブログ ブラジル情報へ


あ、オレオレ。
ちょっとココ押してくれる?
(オセオセ詐欺)


スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://shionoyu.blog81.fc2.com/tb.php/35-734cf6b9
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。