しおのゆの『ウチの王子☆サンパウロへ行く』

2011年3月末よりサンパウロ在住。この間まで現役で働き、家事なんて疎か極まりなかったこの私。そんな私が専業主婦になれるのか!しかも場所は地球の裏側サンパウロ!
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Graças a Deus ~おかげさまで~②

これも割と最近のある日のことである…

パウリスタ大通りを友達三人で
『信号に従って』
渡ろうとしたそのときのこと。

あろうことか右折車が停止線を無視して
アタシ達に突っ込んできたのである。

去りゆく車にアタシは叫んだ
『ふざ〇んじゃねぇぇぇぇぇ』
(全国の大和撫子は言っちゃダメよ

あと数歩前に出ていたら間違いなく轢かれていた…

今思い出してもはらわたが煮えくり返る思いである。

どうやったらあんな運転が出来るのか!?
一体どういう教育を受けているのか!?
そもそも免許は持っているのか!?
っていうか免許っていう制度知ってる!?
(失礼極まりないが、そのときはついそう思った)

アタシ自身完全ペーパードライバーだし
免許を取るときに講習会で
『動きやすい格好』を指定されてるにも関わらず
免許の写真をイイ感じに撮りたいが為に
ワンピ×ジャケット
とかいう勘違いな服装で現れ
会場で備え付けのジャージに着替えさせられた経験を持っている。

しかも結局撮れた写真は半目だったし…
(それは関係ない)

だから偉そうなことを言えた義理はないだろうが
アタシ達には正直全く過失がなかっただけに
腹立たしさでいっぱいだ。

このようにそれなりに気をつけていても
事件というのは起こるときは起こってしまうものだ。

正直安全なんて
1%の注意力と99%幸運で出来ている
アタシはそう思っている。
海外にいるから危ないわけじゃなく
日本にいても、家から一歩も出なかったとしても
危険がない世界なんてありえない。

アタシが服装がどうだとか
行動が危険だとかエラそうに書いたところで
自分自身が危ない目に遭わない可能性が100%になることは
絶対にない。
一介の主婦風情に上から目線で言われる話ではないのは承知している。

それでもその1%が左右するであろう安全をつかみ取って欲しい。
99%の幸運も
凝らした目の先にあると思うから。

そして誰よりもあなたの帰りを待っている人がいるから。

アタシは特に宗教を持ち合わせてはいない。

だから天国へ行きたいとも
地獄へ堕ちるとも思っていない。

死ねばそれまでだと思っている。

死ぬ間際に『これもやっておけばよかった…』くらいの後悔はするかもしれない。
でも意識が途切れたら
もうアタシの遺すものはない。
後悔も痛みも悲しみもない。
だからバケて出る必要もない。
(と、思う。死んだことないからわからないけど)

じゃあ死を悼む気持ちや生まれ変わりを願う心は一体どこにあるのか。

それはこの世に残された
今を生きる大切な人達の中にあるものじゃないだろうか。

死が辛く悲しいものとして受け止めなければならないのは
残された人達に他ならない。

そしてその別れが理不尽であればあるほど
悲しみは大きく、心を傷つけて
思い出へ変わることを阻んでしまう。

だから絶対に危ない目には遭ってはいけない。
少なくとも進んでその身を晒すようなことはあってはならない。
自分のためだけではない。
大切な人達のためにも。

アタシに言われる覚えはないだろうし
憎むべきは犯罪であり、責めるべきは犯人だ。
その事実は揺るがないものだけれど
悲しいかなこんなことが起こる世界なのもまた事実だから。

あなたの帰りを待っている人達のためにも
どうか笑顔で家に帰って欲しい。

毎日、毎年、これからもずっと。

おかげさまで
今日も元気です。

ありがとう。


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